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雨龍堂annex

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ぱちぱち。ぷらす

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本当に有難うございます。 励みになります。


***

色々とケチつきまくりで延び延びになってましたネズミ~旅行、今回はようやく行けそうな気配です。
三度目の正直、ほんまにもう勘弁して・・・っ

と言う事で、明日からネズミ~行ってきます。
金曜に日付が変わった途端のマレビト更新はリアルタイムで見れませんが、フォロワ様の反応を見て予想してみたいと思います・笑。
今更でアレですが・・・ツイッタやってます。てもうご存知ですよね、すみません。

まぁ、そんなこんなで。
色々妄想しながらネズミ~楽しんできたいと思います。
雷ライだったら、表情に出ないけどライの気配がそわそわしてて楽しんでるんだな、と分かっちゃって笑ってる雷にライが気付いて落ち着いてるフリするんだけどやっぱり気配で覚られちゃう、とか(長ぇよ)
人ライだったら、アトラクションとかパレードとかチェックして「あっち並ぼう!」「あっちでショーやってる!」とかライの手ぇ引っ張ってパーク中を走り回るひとすらとかね。
そんな妄想を脳内で繰り広げつつ・・・

***

あれ、これちょっと萌え系なんじゃねーの?と思って妄想しかけたものの、ネームにしようとしたら全く萌えなくて没にしたネタなんぞを、勿体無い根性から「続き」にだらだらネタ出ししときます。
あ、ライドウが女子な感じの人ライです、すみません。



よろしいですか?
女子だけどとっても暴れん坊十四代目ライドウなひなたネタですよ?
人ライ・・・とは言うものの、甘さの欠片もございません、はい。



ほんとーーーっに、よろしいですか?(しつこいっ



※いきなり始まっていきなり終わる系の続かない系
※ライドウが女子で、暴れん坊ひなたん
※文章にもなってない小咄です


何時が夜で何時が昼なのか時間の定義が曖昧なボルテクス界で、それでもなんとなく習慣として「1日」が決まっていて、それとなく「夜」になったら「お疲れさん」てな感じで。
まぁ定期的に休息をとる時間イコール夜、みたいな認識で行動している混沌王(予定)様ご一行。
その日も安全圏であるターミナルが設置された部屋で休息と相成った。
「夜」になると、ライドウは先ず外套を脱いでたたみ、次いで胸元の装備を外してその上に置く。腰の装備は大概そのままで、刀だけは座るのに邪魔なので外して手に携える。
今も、何時ものように装備を外しているひなたを、人修羅は床に胡坐をかいて座り、こーゆうのだけはキチンとすんだな、と思いつつ眺めていた。
その視線がいやに執拗に感じて、
「・・・何だ?」
ひなたは怪訝そうに眉根を少し寄せて座り込む人修羅を見遣った。
「ん~、ひなたんはナンで男子の制服着てんのかなぁ、と」
特に真剣に考えていた訳ではないが、ふと浮かんだ疑問をこぼしてみる。
「なんだ、そんな事か」
ひなたは止め具を外した管ホルダーを肩からおろし、足元に畳んであった外套の上に丁寧に置いた。
「弓月の君高等師範学校に通っているのだから、規定の制服を着用していて何も不思議はないだろう」
言うと、腰の退魔刀をベルトから取り外す。
「あれ?でもじゃあ女子の制服って、ないの?」
首都・東京の学校に通っていた男子高校生の過去を持つ半魔の少年は、漆黒に白いラインが特徴的な学生服に身を包んだ少女に問いかけた。
「何を言っている、師範学校は男子が通う学校だ」
へーそうなんだ、と納得しかけた人修羅だったが、はたと重要な事実に気付く。
「じゃあなんでひなたん通ってんの!?男子ばかりの学校なんて、危険極まりないっ!」
大変!と騒ぐ人修羅に、ひなたは等閑(なおざり)な様子で。
「男子である方が何かと自由がきく、との上長の判断だ。それに自分が師範学校の生徒に負けるなど、許されない」
「いや、そういう意味でなくて」
「ではどういう意味だ?それ以外にどんな危険がある?」
「あー・・・えーと、うん、ひなたん強いもんね」
「何が言いたいんだ」
的を射ない人修羅の言いように呆れたように嘆息して、ひなたは壁を背に腰を下ろした。
「え・・・と、じゃあ女の子は学校どうしてんの?」
「女子高等師範学校や女学校がある。近いのは・・・桜欄女学園か」
「あ、そうなんだ、あるんだ。やっぱ、制服?袴とか?」
「洋風の制服だが・・・それが?」
珍しく長く続く、しかし中身のない会話を楽しんでいた人修羅だったが、自身の言から去来した妄想に瞠目した。
「洋風・・・てーのは、セーラー服?」
何かを期待するような爛々とした瞳が見つめてくるのに、ひなたは居心地悪そうに表情を曇らせる。
「そうだが、それがなんだというのだ」
「セーラー服!わぉ、ちょっと待ってて!絶対ここで待ってて!」
いきなり立ち上がったかと思うと、人修羅はターミナル本体へと走り寄った。何事かと腰を浮かせたひなたに待機を言い置いて、浮かれた様子のままその円筒の造形物が有する不思議な力を使い、人修羅はその場から消えてしまった。
「・・・なんなのだ」
残されたひなたは、中途半端に中腰になったまま、パリパリと電流の名残のようなものを見せるターミナルを睨みつけた。

ややして、
「たっだいまー!」
煌天かと確認したくなるような明るさで戻ってきた人修羅は、長方形の箱を小脇に抱えていて。
「これ、着てみて!」
「・・・これは?」
差し出された箱は装飾など一切ない簡素な作りで所々へこんでいる。
「制服、女子の」
「・・・・・・」
「ご都合主義って便利!」
「それは言ってはならん種類の言葉ではないのか」
「あ、しまった、がらくた集めのマネカタって便利!」
「・・・まぁ、いい」
不毛な遣り取りに辟易したように箱を受け取ったひなたは、中身をひろげて一通り見分すると、無造作に学生服を脱ぎ始めた。慌てたのは人修羅で、「終わったら声かけてっ」とくるりと反転して背を向ける。
衣擦れの音を聞きながらにこにこ顔で待っていた人修羅に「いいぞ」と声がかかる。
やった!とばかりに振り返った人修羅の前には、襟と袖口だけが黒い別布で誂えられた白地の長袖のセーラー服に、黒いプリーツスカート姿のひなたが立っていた。
「おぉ!」
靴と靴下はそのままで、スカートから出ている膝頭の少し下にソックスサスペンダーを装着している。
「いい感じっ!それにさぁ刀持ってみてよ!」
ひなたは怪訝そうに人修羅を見遣りながらも、言われるまま退魔刀を手に取った。
「いい!いいねぇ・・・セーラー服に日本刀の美少女!」
ご満悦な様子でひなたのぐるりを歩きまわる人修羅だったが、んー、と小さく唸りながら歩調を緩める。
「なんだろう、な~んか物足りない・・・ロングヘアじゃないのは仕方ないけど・・・・・・、あ!」
そうか、と両手を打ち鳴らした人修羅は、
「動きがあった方がいいよな・・・うん、ちょっと外出よう!」
言うなり、ひなたの腕を掴んでターミナルのある部屋から引っ張り出した。
途端に、どこからともなく悪魔が出現し、戦闘となる。
「人修羅っ」
「だ~いじょうぶ!これくらい仲魔いなくても平気っしょ」
言って、人修羅は咆哮をあげる悪魔に臆する事なく飛びかかった。しかたなく、ひなたも手にしていた退魔刀を抜く。

果たして・・・

「マジでか~っっ!!!」
涙目になりながら床に蹲る混沌王(予定)を、治療目的で呼び出されたピクシーが胡乱な眼差しで見下ろしている。
『なにやってんのよ・・・馬っ鹿じゃないの』
傷といっても命に別状のない程度のものばかりで、役目を終えたピクシーは立ち尽くすひなたの何時もとは様子の違う制服の肩口にふわりと舞い降りた。
「浪漫・・・浪漫がぁ~」
相変わらず床に向かって咽び泣く主に嘆息をこぼし、ピクシーは傍らの白皙の美貌を見上げた。
『何があったの、アレ?』
「分からん・・・」
秀麗な面の召喚師は掻い摘んで経緯を話してくれた。その中で、人修羅が落胆する何があったのかなど分かる筈もなく。
『もぅ!なんなのっ!?ハッキリ言いなさいよ!』
小柄ながらも鋭い一喝に、人修羅は情けなく歪んだ顔をあげて見せた。
そして・・・
「だって、ひなたん・・・褌なんだもんっ」
言って、再び床に突っ伏したのだった。


***

す、すみません、思いの外長くなっちゃった・・・
しかもオチありません。
いえ、単に「美少女にセーラー服にポン刀」ていうと萌え系かなぁ、と思ってラフ描いてみたら全然違ってて、なんだ、なにが違うんだ!?と考えた結果、あ、中身が暴れん坊ひなたんだからか!と思い至ったワシの心情を人修羅に表現してもらいました、ていう。
いや、別に褌が悪いとかじゃないけど。
て言うか、ワシ設定で勝手に褌着用になってますけど、まぁいいですよね。

すみません、ほんとすみません。

お付き合い下さった方、お疲れ様でございました。
有難うございます。

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